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ラリー・ラウシュ:師であるマイケル・ビュテラが引退同然となった今日、J.T.クックと共に北米作家の最高峰といえるだろう。高い評価のスモーキング・クオリティ、サンドブラストとラスティケーションを組み合わせたオリジナリティ溢れるフィニッシュ、そして北米では他に並び立つ者がないほどの細部へこだわった作りで全世界から絶大な支持を受けている。イタリアンデザインに影響された独特のシェイプは他に類を見ないほどユニークであり、<ベント・エッグ>や<イタリアン・ビリアード>など、ラウシュただ一人にしか作ることの出来ない風格がある。近年発表され瞬く間に人気シェイプとなった<ポーカー・ホーク>はグレッグ・ピースとの共同作業によって生まれたもの。フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人。尚、ラストネームの発音はルーシュではなくラウシュが正しいそうである。Pipedia
トッド・ジョンソン:北米新世代ハイグレーダーの筆頭格。2000年近辺にアメリカに紹介された徳富博之のパイプによる<トクサン・ショック>に強く影響を受けつつ、独自の華麗にして荘重なフリーハンド・デザインを展開する。スタンフォード大学で美学を学び、現在はイェール大学で修士課程を履修中のパートタイム作家らしく、ブランド名やグレーディングにはギリシャ語が使用されている。北米作家の支柱的存在で、若いながらも数多くのパイプ作家に技術提供を行い、絶大な影響力を持っている。ここ数年学業に専念するためパイプ製作を一時休止していたが、2008年後半、復帰が宣言され、以降はプロフェッショナルなパイプメーカーとして活動していく予定。ブログも開始。お気に入りのシガレットは日本のPeaceとのこと。Pipedia
トレバー・タルバート:マイケル・ビュテラの数少ない弟子の一人であり、北米で一定の成功を収めたのちフランスはブルターニュ地方に移住したアメリカ出身のパイプ作家。居住地から現在ではフランスの作家としてカテゴライズされることも多いが、本人曰く自分は北米作家である(『最近は誰も僕のことをアメリカ作家だと言ってくれないので悲しいよ。僕はまだまだアメリカ人だよ。カウチでスナックを食べるしワインよりビールが好きだからね。』)とのことである。アニメーターであった経験を生かして自由という意味では世界でもっとも自由なシェイプを、<ハロウィーン・パイプ>、<ゴブリン>などの遊び心溢れるスペシャルシリーズ内で実現している。また化石化したオーク材を使用した「モルタ」シリーズや、ファクトリーターンのスタンメルを使用した安価ライン「リーニュ・ブルターニュ」などの意欲的なプロジェクトも行っている。メインとなる「タルバート・ブライヤー」ラインはビュテラ直伝のキュアリングにさらに創意を加えたものを使用し、スモーキングクオリティでも非常に評価が高い。パイプ界でも1、2を争うネットフレンドリーであり理論家であるため、各所のパイプ系フォーラムやメーリングリストでしばしば彼の書き込みを見ることができる。本人のblogも必見。フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人。2009年、フランスを引き払い、アメリカに帰還。
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ジョディ・デイヴィス:オーストラリアのクリスチャン・バンド、ニューズボーイズの元ギタリストという異例の経歴を持ち、ラース・イヴァルソンやJ.T.クックの薫陶を受けた北米新世代ハイグレーダーの代表格。現在はテネシー州ナッシュビルに新ワークショップをオープンしている。その作風は現代北米作家の典型とも言えるもので、デニッシュ、ジャパニーズ、イングリッシュのバリエーションに各種継ぎ材やハードウッドを組み合わせたもの。他の新進作家たちに絶大な影響を与えた。敬虔なクリスチャンらしく、グレード名はキリスト教会の僧侶の位階から取ったものである。その名の通りセイント(聖人)・グレードはデニッシュ・ハイグレードをしのぐほどのグレイン(と価格)を備える。サンドブラスト、フィニッシュワーク、シェイプエグゼキューション、ディティール、オーナメントワーク、どれをとっても非常に完成度が高いが、特にステムワークは世界最高レベルの薄さ・快適さを誇る。ラリー・ラウシュと並んで、世界最高のパイプ作家の一人として名が挙げられることが多い。2009年、ニューズボーイズにギタリストとして復帰することが決定したが、変わらずパイプメーカーとしても並行して活動していく模様。Pipedia
マイケル・リンドナー:ミシガン州デトロイトから全世界に素晴らしいサービスを提供するオンライン・パイプショップ、The Piperackの経営者というビジネスマンとしての顔を持ちながら、一方ではラース・イヴァルソンが「現在北米最高の作家」と評する新進ハイグレーダーとしてそのアート性をいかんなく発揮しつつ、年間100本程度のパイプを製作している。ショップで得られる膨大なパイプ体験をアドバンテージとし、ビンテージ・パイプ、特にサシエニに関してはエキスパートの一人に数えられるほどで、そのためもあってブリティッシュ・クラシックとデニッシュ・ファンシーというふたつの言葉を、完全に同じ流暢さで操ることのできる<バイリンガル・パイプメーカー>となっている。ファンシーパイプのデザインはジャパニーズ・スタイルの影響を受けてはいるが、単なるコピーにとどまらずよく考えられたオリジナルのものが多い。シグネイチャー・シェイプはハート型ボウルのブローフィッシュ、<ナイトシェイド>、<サトリ>、<カラ・リリー>など。パイプ作家には珍しくファッションやダンス・ミュージックにも詳しい。笑顔が素敵なナイスガイだが、外見だけでなく素晴らしいハートの持ち主でもある。Pipedia
ジェフ・バート・グレイシック:北米作家パイプシーンに彗星のごとく現れた天才肌のパイプ作家。トッド・ジョンソンにパイプメイキングを習い、プリンストン大在学中の2004年にシカゴショーデビューを果たした。アーティスティックでありつつもバランスの取れたその造形センスは素晴らしく、デニッシュスタイル、ジャパニーズスタイル、そしてクラシックの各スタイルを縦横無尽に使いこなす様は華麗の一言。キャリアはまだ僅か5年だが、造形センス・内部エンジニアリング双方の面でさらなる進化を続け、早くも北米作家のトップグループ入りを果たしたとの呼び声も高い。ブランド名はJ.Alan Pipes。2009年リッチモンド・コーアショーでベスト・パイプメーカー賞を受賞。ブログはこちら。Youtubeのチャンネルはこちら。Pipedia
ブラッド・ポールマン:70年代、J.T.クックやエリオット・ナシュウォルターが在籍した伝説のパイプメイキング集団、「ブライヤー・ワークショップ」でパイプメイキングの技術を学び、さらに工具製作や染色のスキルに加え、ブライヤー・ワークショップでのファクトリー・パイプの製作術も経験している。その後はコンピューター業界で働く年月が続いたがパイプ製作に対する情熱は衰えることなく、2000年を過ぎてついにパイプ業界にカムバック。当初はブライヤー・ワークショップ時代の色が濃かったが、トッド・ジョンソンの影響を受け次第に独自の作風を構築し始める。緻密なクラフトマンシップに現在評価が高まりつつある。Pipedia
マイケル・パークス:カナダの新進作家。その突出した造形能力には目を見張るものがある。多くの北米・イタリア・デンマークの作家から手ほどきを受け、様々なスタイルを自家薬籠中としているが、特に多様な材質のステムワークやデコレーションワークの評価が高い。近年サンドブラスト・テクニックも開拓し始めたがそのアウトプットも最初からいきなり見事。Pipedia
ポール・ボナキスティ:木工を生業とする一家に育ち、幼少時より木工と木材に対する理解を深めていた。弟のJohnと工務店を経営する傍ら、独学でパイプメイキングを始めるが後にマーク・ティンスキー、ジョン・イールズなどのプロフェッショナルのガイダンスを受ける。また近所にあったメル・フェルドマンの経営するパイプショップ、The SmokerでDunhill, Castello, Caminetto, Barlingなどのパイプに触れ、ブリティッシュ/イタリアンクラシックを詳しく知るようになる。スムースパイプのLustro、サンドブラストのSabbia、カービングのRuvido/Rusticaの三フィニッシュを展開しているが中でもサンドブラストの素晴らしさで有名で、フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人。米国各地のパイプショーではいつもソールドアウト組に入る。近年、ニューヨークに新たに開店したタバコ専門店、パーク・レーン・タバコニストのメインスタッフの一員となり、同店のオリジナル・ハンドブレンド・タバコのブレンディングを一手に引き受けるようになった。そのためパイプ製作はしばらく休止していたが、最近再開した模様。尚、イタリア風のラストネームがあまりにもスペルミスされるため、本名のcを外した綴り(Bonaquisti)をブランド名と刻印に使用していたが、2009年よりステムロゴを変更(パントグラフの「B」から、貴石を埋め込んだ透明アクリルのドットへ)するとともに刻印の綴りを"Bonacquisti"に戻している。マーティ・パルバースは以下のようにポールと彼のパイプを評している。「…2-3年ほど前にポールは私にパイプを卸してくれると約束したのだが、それは諸々の事情で延期になっていた。だがある意味では待つだけの価値はあったといえる。彼は視覚と触覚を同時に満足させ得る、まさに彼自身の、美しく深いブラストとシェイプを我が物としたのだから。私はポールが最良のブライヤーを入手するためにどれだけ苦労しているか知っている。大袋に詰められイタリアから輸入された高価なブライヤーは長期間熟成されるので、喫味も素晴らしくなるのだ。」「ポール・ボナキスティのパイプは、パイプ業界でも最も素晴らしいブラストを備えていることを今となっては認めざるを得ない。もちろんJ.T.クックは別にして。だが考えてみてほしい、ジム・クックは異常な強迫症患者だ。ジムに祝福あれ。このパイプは過去のいかなる初期ダンヒルと等しいキャラクターを備えており、ワイドでオープンなドローと出来の良いステムには事欠かない。ポールにも神の祝福あらんことを。」Pipedia
ジャック・ハウエル:本業はクラリネット奏者であり、ルネッサンス・シティ管弦楽団、ピッツバーグ・オペラ座、ウィーリング交響楽団に所属しつつ音楽学校で教鞭も執っているが、同時に世界的に有名なフライロッド・ビルダーでもある(著書Lovely Reed)。そのアーティスト性とアルチザン気質をパイプメイキングにも存分に注ぎ込んでいる。本人曰く、「僕の狙いは、価格に縛られずにハイグレード・パイプを作ることだ。確かに今の価格レンジだと、ハイグレードパイプのコレクターは僕のパイプを問題にしないかもしれない。でももし価格を上げてしまったら、僕は今持っているお客さんを失ってしまうだろう。僕の最終的な目的は、これから10年、そして20年とパイプを作り、マーケットがどう思おうと、《品質と価格のバランスがいい》という評判を築き上げていくことなんだ。」とのことで、比較的価格はリーズナブルながらも、その作りには一切の妥協がない。オリジナル・デザインのフリーハンドと、クラシック・スタイルの二枚看板。二枚貝をモチーフとした「クラム」、エスキモーとヴォルケイノを融合した「ヴォルキモー」、大胆なドロップ・ボウルの「アコーン」、そしてブームの中でも比較的初期から製作している「ノーズウォーマー」がシグネイチャ・シェイプ。あまりオーバー・デコラティブなパイプは好まないが、ベークライト・ステムの使用にセンスが光る。ブラストも超一級。Pipedia
アダム・デイヴィッドソン:全米最大のウェブ・ショップ、smokingpipes.comおよびその実店舗Low Country Pipes & Cigarsのスタッフとして、ファインアートでの経験を生かしてパイプスタンド等の製作、estateパイプのリペア等を行っていたが、トッド・ジョンソンの指導を受け、共同制作でsmokingpipes.comのハウスブランドパイプ、メディチ・シリーズの製作を担当するようになる。近年個人名義のハンドメイド・パイプの製作を開始した。その先鋭的なアートディレクションによる、独特のシェイプ感覚は見事。アシンメトリーなファンシーシェイプから、サンドブラスト・バンブーなどの新技術の導入、そして近年のノーズウォーマー・ブームに対する貪欲な取り組みなど、北米のアドバンスド・コレクターの間では確固たる評価を既に築き上げている。2009年7月より、Smokingpipes.comにて取り扱いを開始。Bear Gravesによれば、既にバックオーダーを抱えるほどの人気の中パイプを確保するために、Smokingpipes.comではアダムの通勤用の車のタイヤに「穴あけんぞ」と脅した、とのこと。Pipedia
ブライアン・ルーセンバーグ:その深く緻密なサンドブラスト・パイプで一躍北米パイプシーンで注目を集めた新鋭作家。丁寧な仕事とブラストの素晴らしさ、そして究極といってもよいほどのモダン・エンジニアリングの厳格な追求には定評がある。フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人で、そのテクスチャはトップクラスの評価を受けているが、本人曰く「あんまり手が届かない値段になっちゃうのは嫌なんだ」とのことで、サンドブラスト/ラスティックのグレードは意図的に安価に販売されている。最高クラスの出来のパイプにはトレードマークであるキャリパー(材料を正確に測る測定器具)の刻印が押される。また2008年、ラスティケーションとサンドブラストを組み合わせてウルトラ・クラッギーなテクスチャを実現した<Special>グレードを発表した。例年シカゴ・パイプショーでパイプメイキングセミナーの講師を務め、そのチャーミングな人柄の人気も高い。北米パイプ界でNo.1の「楽しい人」。Pipedia
ビル・シャロスキー:チャーミングなヒゲがトレードマークの、アート&デザインをバックグラウンドとするアメリカ・オハイオ州出身の若きウッドターナー。Smokers Havenで勤務する傍らパイプメイキングを学び、Premal Chhedaと共同でChheda Pipeの製作に当たっているほか、本人名義のパイプも製作している。Shalosky Pipesはよりモダン・アメリカントレンドに意識的なブランドで、早くも確固たる個性と卓越したクオリティで存在感を見せている。ウッドターナーだけあってバックアイ・バール等の各種ハードウッドの扱いに秀でている。得意シェイプはノーズウォーマー。またよりアヴァンギャルドな「ゼブラ・フット」などのデザインにも意欲を見せている。アダム・デイヴィッドソンと並んで、今北米で最もホットな新人の一人と言えるだろう。まだ売り出し中のため、価格帯はハイグレーダーの1/2程度であるが、クラフツマンシップ、エステティック、スモーキング・クオリティの全ての面で完全に同レベルにある。Pipedia
ウィル・パーディ:G.L.ピースによって見出された「パイプショー世代」の新進作家。スタイルはオリジナル色が非常に強く、独特な<タッドポール>、<アルケミスト>などの華麗なシェイプを発表し続けている。中でも大蒜をモチーフとした<ガーリック>はパーディのシグネイチャー・シェイプとなっている。Pipedia
ラッド・デイヴィス:モンタナ州でフライ・タイヤー兼フィッシング・ガイドをしていた時に、趣味を同じくするマーク・ティンスキーと出会い、師事するようになる。師匠と同じくミッドグレードに注力したパイプ作りを行っていたが、近年美的センス、ブラストテクニック、エンジニアリングとあらゆる面で長足の進歩を遂げつつある。中でもブラストのスキルは全米屈指の腕前。デニッシュ・テイストをマイルドにブレンドした実に優美なクラシック・シェイプをメインに展開させている。シグネイチャー・シェイプは<スクウォッシュド・トマト>。新素材の導入にも貪欲で、バルカナイトと同じ柔らかい感触を持ちながら変色しない<タスカナイト>に自信を見せている。2008年リッチモンド・コーアショーでベスト・パイプメーカー賞を受賞。国内では京垓で取り扱い中。Pipedia
ジョン・クロスビー:ファインアートとデザインをバックグラウンドとする新進作家。エレガントでシャンクに強いアクセントのある独特のデザインを展開している。アーティストらしく、自筆のパイプ・デッサンも販売している。Pipedia
ライアン・カグリアータ:ホビイスト出身で、Pipemakers Emporiumのポール・ヒルデブランドの元でリペアを手伝いながらパイプメイキングを学んだ。本人がはっきりと認めているように、Jody DavisやJ.Alanのスタイルに強い影響を受けたモダン・アメリカン・スタイルのパイプを製作している。以下グレッグ・ピースの寸評。「…このパイプは優秀な喫味だ。ドローは楽で、香りもいい。ライアンはかなりいい木を使ってるね。内部の工作もトップレベルだ。それに彼はすばらしいナイスガイなんだ。これが僕の一本目だけど、一本だけじゃ絶対に終わらないと思うね」Pipedia
プリマル・チェダ:オハイオ州コロンブスの伝説的なスモーク・ショップ、Smokers Havenを復興させたプリマル・チェダ氏が、リペア&レストアを学びつつ、ビル・シャロスキーと共同で製作するオリジナル・パイプブランド。クラシックシェイプがメインだが、ファンシーシェイプも開拓しつつある。その他、安価グレードのBuckeyeライン、入門用Smokers Havenラインも完全ハンドメイドで製作している。Pipedia
ジョン・イ−ルズ:1980年代から活動しているアメリカのパイプ作家で、学生時代、シャーロッツビルのヴァージニア大学近隣にあったロバート・ミンサー(Custombuiltの創設者、トレイシー・ミンサーの弟)のパイプショップでロバート本人からパイプリペアとパイプメイキングを学ぶ。その作風はブリティッシュ・クラシックを基本にしたもの。近年躍進が著しい北米作家の中では比較的コンサバティブな作風でステムはバルカナイトが基本、サンドブラストのテクスチャも派手なリンググレインよりワッキー、グナーリーなどのクロスグレインのキャラクターを重視する。ステインワークはオールド・ダンヒルへのオマージュで、シェルやタンシェルの正確なレプリカとも呼べるものである。ダンヒルのリプレイスメントステム製作においても素晴らしい評価を得ているが、プロセスを急がない製作哲学のためアウトプットの量は非常に少ない。スモーカーとしては大ぶりのパイプを好み、イタリアのブランドArdorに大型パイプをリクエストし続けたため、Ardorはイールズの名を冠したジャイアント・サイズのシリーズを発表した。Michalel LindnerやPaul Bonacquistiにパイプメイキングを教えるなど、後進に対して大きな影響力を持つ。フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人。(ウェブサイトは準備中)Pipedia
リッチ・ルイス:ミネアポリスのタバコニスト、Lewis Pipes & Tobaccoの店主。1972年店を継ぐと同時に、同郷のパイプ作家クリフ・ジョンソンに師事しリペア技術を学びはじめる。リペアの腕は多くのブランドのオーソライズド・リペアラーになっている程。後にイギリスのバリー・ジョーンズ(Upshall)、イタリアのジアンカルロ・グイディ(Ser Jacopo)にも師事し本格的なパイプ製作を開始。基本的に大振りのクラシックシェイプを得意とし、独自の"アルマジロ"フィニッシュで有名。Barling Quaintへのオマージュパイプも製作する。ジアンカルロ・グイディやビル・テイラー(Ashton)も「現存する中で最高のパイプ作家」との賛辞を惜しまない。Pipedia
ウィリアム(ビル)・テイラー:ダンヒルのファクトリーで弱冠14才で見習い工として働き始め、最終的に工場長になるまでの20年以上、ブリティッシュ・パイプの歴史と共に歩み続けた職人。1982年にアメリカのディストリビューター、デイビッド・フィールドの誘いを受けて独立、二人でAshtonブランドを立ち上げる。Ashtonのパイプは完全なハンドメイド工程で作られ、伝説的なダンヒルの<オイル・キュアリング>を適用し、往年のダンヒルを彷彿とさせるクラッギーなサンドブラストを中心に据えた素晴らしいものであった。そのスモーキングクオリティは北米に於いて高い評価を受け、Ashtonは一躍北米のベストセラー・ブランドとなる。爾後25年に渡って、ブリティッシュ・パイプメイキングの伝統を全世界に伝えた。2009年9月16日死去。Pipedia
ポール・フーバート:2004年、Larrysson Pipesというブランド名でデビューした、アメリカのパイプ作家。現在は家族と共にイギリスに移住し、コーンウォールにワークショップを構えている。クラシックシェイプをメインに、緻密なカービング(バークツリー・フィニッシュを含む)やサンドブラストを織り交ぜたパイプを販売している。国内では京垓で取り扱い中。Pipedia
ダヴィッド・アンリク:ストラスブール生まれのフランス人パイプ作家。トム・エルタンのパイプを見て感動しパイプコレクションに熱中するうち、いつしかパイプメイキングに興味を持つようになる。パイプ熱はさらに高じてついにはサンクロードのパイプメーカー、シャコムに職を得てパイプメイキングの基礎を習得するまでになり、2年の修行の後に独立。フランス在住の作家、トレバー・タルバートやイタリアのマルコ・ビジアーニ(Moretti Pipes)に技術的なレクチャーを受けた。世界のハイグレーダーの仕事にインスパイアされた、非常に優美なフリーハンド・シェイプのパイプを発表する一方で、シャコムでのファクトリーパイプ製作の経験から、クラシック・パイプにも積極的な美を見出している。本人のシグネイチャーグレードのほか、ファクトリーターンボウルを使用した安価なGamme DEラインも提供している。Pipedia
ルーヴェ・ガイガー:1997年に20歳の若さでパイプメイキングに身を投じた新鋭スウェーデン人パイプ作家。トレバー・タルバートやベングト・カールソンにパイプメイキングの基礎を教わった。作風はオリジナルのフリーハンド・デザインがメインで、その造型センスは優美さと革新性、そして使い勝手を兼ね備えた素晴らしいものである。シグネイチャー・シェイプは自身のパイプ用スタンプにもロゴ化されているダブリン系フリーハンドの「ロゴ」。各種オーナメントワークも精緻な出来で、近年発見されたテクニック、サンドブラステッド・バンブーや、新鋭エボナイトメーカーのシェーンベルガー社の製品を導入したりと、素材やテクニックの探求にも余念がない。ブライヤーはイタリア、コルシカ、アルジェリアなど複数のソースのものを使用しているが、それぞれのパイプ一本一本に素材の産地を明記しているのが特徴。ブログはこちら。国内では京垓で取り扱い中。Pipedia
ダヴィッド・ヴァグナー:baff pipesのブランドでデビューしたオーストリアの新進作家。風光明媚なことで有名なオーストリア・トラウン湖のほとりにワークショップを構え、オーストリア作家特有のモダンなセンスをキャプチャーした個性溢れるパイプを製作している。ヨーゼフ・プラメルやライナー・バルビなどの作家にパイプメイキングを習い、2007年にはドイツFuerthのパイプショーでパイプオブザイヤーを受賞。日本国内でも取り扱いが開始された。本人のサイトでは、フィニッシュからマウスピースの厚さまで事細かに指定できるカスタムオーダー・システムを採用している。「カナディアン・チューリップ」に代表されるように、そのデザインセンスは非常にモダンであり、製作の方法論にはファンシーパイプのそれを採用しているが、「道具としてのパイプ」を非常に重視した結果使い勝手はクラシックシェイプに接近したシェイプが多いのが特徴。このアートと道具の合一したシンプルなアピアランスを本人は「アルカイック・スタイル」と呼んでいる。2009年、日本のとあるコレクターのリクエストによって作られた新シェイプ、「オタマジャクシ」を発表。Pipedia