Modern pipemakers link

Sandblasters

U.S Best 7 sandblasters by Fred Hanna

  • J.T.Cooke (best in the world)
  • Paul Bonaquisti
  • Lee Von Erck
  • Larry Roush
  • Trever Talbert
  • John Eells
  • Brian Ruthenberg

U.S Best 7 sandblasters YOB selection

  • Michael Lindner (best in the world)
  • Paul Bonacquisti
  • Trever Talbert
  • Jody Davis
  • Jeff Gracik
  • Brian Ruthenberg
  • Brad Pohlmann

North American

Larry Roush
Larry Roushラリー・ラウシュ:師であるマイケル・ビュテラが引退同然となった今日、J.T.クックと共に北米作家の最高峰といえるだろう。高い評価のスモーキング・クオリティ、サンドブラストとラスティケーションを組み合わせたオリジナリティ溢れるフィニッシュ、そして北米では他に並び立つ者がないほどの細部へこだわった作りで全世界から絶大な支持を受けている。イタリアンデザインに影響された独特のシェイプは他に類を見ないほどユニークであり、<ベント・エッグ>や<イタリアン・ビリアード>など、ラウシュただ一人にしか作ることの出来ない風格がある。近年発表され瞬く間に人気シェイプとなった<ポーカー・ホーク>はグレッグ・ピースとの共同作業によって生まれたもの。フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人。尚、ラストネームの発音はルーシュではなくラウシュが正しいそうである。Pipedia
Tod Johnson
Tod Johnsonトッド・ジョンソン:北米新世代ハイグレーダーの筆頭格。2000年近辺にアメリカに紹介された徳富博之のパイプによる<トクサン・ショック>に強く影響を受けつつ、独自の華麗にして荘重なフリーハンド・デザインを展開する。スタンフォード大学で美学を学び、現在はイェール大学で修士課程を履修中のパートタイム作家らしく、ブランド名やグレーディングにはギリシャ語が使用されている。北米作家の支柱的存在で、若いながらも数多くのパイプ作家に技術提供を行い、絶大な影響力を持っている。ここ数年学業に専念するためパイプ製作を一時休止していたが、2008年後半、復帰が宣言され、以降はプロフェッショナルなパイプメーカーとして活動していく予定。ブログも開始。お気に入りのシガレットは日本のPeaceとのこと。Pipedia
取扱店: Scandinavian Pipes Al Pascia Pulvers Briar Uptown's smokeshop 京垓
Trever Talbert
Trever Talbertトレバー・タルバート:マイケル・ビュテラの数少ない弟子の一人であり、北米で一定の成功を収めたのちフランスはブルターニュ地方に移住したアメリカ出身のパイプ作家。居住地から現在ではフランスの作家としてカテゴライズされることも多いが、本人曰く自分は北米作家である(『最近は誰も僕のことをアメリカ作家だと言ってくれないので悲しいよ。僕はまだまだアメリカ人だよ。カウチでスナックを食べるしワインよりビールが好きだからね。』)とのことである。アニメーターであった経験を生かして自由という意味では世界でもっとも自由なシェイプを、<ハロウィーン・パイプ>、<ゴブリン>などの遊び心溢れるスペシャルシリーズ内で実現している。また化石化したオーク材を使用した「モルタ」シリーズや、ファクトリーターンのスタンメルを使用した安価ライン「リーニュ・ブルターニュ」などの意欲的なプロジェクトも行っている。メインとなる「タルバート・ブライヤー」ラインはビュテラ直伝のキュアリングにさらに創意を加えたものを使用し、スモーキングクオリティでも非常に評価が高い。パイプ界でも1、2を争うネットフレンドリーであり理論家であるため、各所のパイプ系フォーラムやメーリングリストでしばしば彼の書き込みを見ることができる。本人のblogも必見。フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人。2009年、フランスを引き払い、アメリカに帰還。 Pipedia
取扱店: Pipe and Pint
Jody Davis
Jody Davisジョディ・デイヴィス:オーストラリアのクリスチャン・バンド、ニューズボーイズの元ギタリストという異例の経歴を持ち、ラース・イヴァルソンやJ.T.クックの薫陶を受けた北米新世代ハイグレーダーの代表格。現在はテネシー州ナッシュビルに新ワークショップをオープンしている。その作風は現代北米作家の典型とも言えるもので、デニッシュ、ジャパニーズ、イングリッシュのバリエーションに各種継ぎ材やハードウッドを組み合わせたもの。他の新進作家たちに絶大な影響を与えた。敬虔なクリスチャンらしく、グレード名はキリスト教会の僧侶の位階から取ったものである。その名の通りセイント(聖人)・グレードはデニッシュ・ハイグレードをしのぐほどのグレイン(と価格)を備える。サンドブラスト、フィニッシュワーク、シェイプエグゼキューション、ディティール、オーナメントワーク、どれをとっても非常に完成度が高いが、特にステムワークは世界最高レベルの薄さ・快適さを誇る。ラリー・ラウシュと並んで、世界最高のパイプ作家の一人として名が挙げられることが多い。2009年、ニューズボーイズにギタリストとして復帰することが決定したが、変わらずパイプメーカーとしても並行して活動していく模様。Pipedia
取扱店: Uptown's smokeshop
Michael Lindner
Michael Lindnerマイケル・リンドナー:ミシガン州デトロイトから全世界に素晴らしいサービスを提供するオンライン・パイプショップ、The Piperackの経営者というビジネスマンとしての顔を持ちながら、一方ではラース・イヴァルソンが「現在北米最高の作家」と評する新進ハイグレーダーとしてそのアート性をいかんなく発揮しつつ、年間100本程度のパイプを製作している。ショップで得られる膨大なパイプ体験をアドバンテージとし、ビンテージ・パイプ、特にサシエニに関してはエキスパートの一人に数えられるほどで、そのためもあってブリティッシュ・クラシックとデニッシュ・ファンシーというふたつの言葉を、完全に同じ流暢さで操ることのできる<バイリンガル・パイプメーカー>となっている。ファンシーパイプのデザインはジャパニーズ・スタイルの影響を受けてはいるが、単なるコピーにとどまらずよく考えられたオリジナルのものが多い。シグネイチャー・シェイプはハート型ボウルのブローフィッシュ、<ナイトシェイド>、<サトリ>、<カラ・リリー>など。パイプ作家には珍しくファッションやダンス・ミュージックにも詳しい。笑顔が素敵なナイスガイだが、外見だけでなく素晴らしいハートの持ち主でもある。Pipedia
取扱店: The Piperack Uptown's smokeshop Pulvers Briar
Jeffrey Burt Gracik
Jeff Bart Gracikジェフ・バート・グレイシック:北米作家パイプシーンに彗星のごとく現れた天才肌のパイプ作家。トッド・ジョンソンにパイプメイキングを習い、大学院在学中の2004年にシカゴショーデビューを果たした。アーティスティックでありつつもバランスの取れたその造形センスは素晴らしく、デニッシュスタイル、ジャパニーズスタイル、そしてクラシックの各スタイルを縦横無尽に使いこなす様は華麗の一言。キャリアはまだ僅か5年だが、造形センス・内部エンジニアリング双方の面でさらなる進化を続け、早くも北米作家のトップグループ入りを果たしたとの呼び声も高い。ブランド名はJ.Alan Pipes。2009年リッチモンド・コーアショーでベスト・パイプメーカー賞を受賞。ブログはこちらYoutubeのチャンネルはこちら。カルフォルニア州サンディエゴ在住で趣味はサーフィン。Pipedia
取扱店: Scandinavian Pipes Bisgaard Pipes Smokingpipes.com
Brad Pohlmann
Brad Pohlmannブラッド・ポールマン:70年代、J.T.クックやエリオット・ナシュウォルターが在籍した伝説のパイプメイキング集団、「ブライヤー・ワークショップ」でパイプメイキングの技術を学び、さらに工具製作や染色のスキルに加え、ブライヤー・ワークショップでのファクトリー・パイプの製作術も経験している。その後はコンピューター業界で働く年月が続いたがパイプ製作に対する情熱は衰えることなく、2000年を過ぎてついにパイプ業界にカムバック。当初はブライヤー・ワークショップ時代の色が濃かったが、トッド・ジョンソンの影響を受け次第に独自の作風を構築し始める。緻密なクラフトマンシップに現在評価が高まりつつある。Pipedia
取扱店: Scandinavian Pipes Smokers Haven Smokingpipes.com
Michael Parks
Michael Parksマイケル・パークス:カナダの新進作家。その突出した造形能力には目を見張るものがある。多くの北米・イタリア・デンマークの作家から手ほどきを受け、様々なスタイルを自家薬籠中としているが、特に多様な材質のステムワークやデコレーションワークの評価が高い。近年サンドブラスト・テクニックも開拓し始めたがそのアウトプットも最初からいきなり見事。Pipedia
取扱店: Smokers Haven
Paul Bonacquisti
Paul Bonacquistiポール・ボナキスティ:木工を生業とする一家に育ち、幼少時より木工と木材に対する理解を深めていた。弟のJohnと工務店を経営する傍ら、独学でパイプメイキングを始めるが後にマーク・ティンスキー、ジョン・イールズなどのプロフェッショナルのガイダンスを受ける。また近所にあったメル・フェルドマンの経営するパイプショップ、The SmokerでDunhill, Castello, Caminetto, Barlingなどのパイプに触れ、ブリティッシュ/イタリアンクラシックを詳しく知るようになる。スムースパイプのLustro、サンドブラストのSabbia、カービングのRuvido/Rusticaの三フィニッシュを展開しているが中でもサンドブラストの素晴らしさで有名で、フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人。米国各地のパイプショーではいつもソールドアウト組に入る。近年、ニューヨークに新たに開店したタバコ専門店、パーク・レーン・タバコニストのメインスタッフの一員となり、同店のオリジナル・ハンドブレンド・タバコのブレンディングを一手に引き受けるようになった。そのためパイプ製作はしばらく休止していたが、最近再開した模様。尚、イタリア風のラストネームがあまりにもスペルミスされるため、本名のcを外した綴り(Bonaquisti)をブランド名と刻印に使用していたが、2009年よりステムロゴを変更(パントグラフの「B」から、貴石を埋め込んだ透明アクリルのドットへ)するとともに刻印の綴りを"Bonacquisti"に戻している。マーティ・パルバースは以下のようにポールと彼のパイプを評している。「…2-3年ほど前にポールは私にパイプを卸してくれると約束したのだが、それは諸々の事情で延期になっていた。だがある意味では待つだけの価値はあったといえる。彼は視覚と触覚を同時に満足させ得る、まさに彼自身の、美しく深いブラストとシェイプを我が物としたのだから。私はポールが最良のブライヤーを入手するためにどれだけ苦労しているか知っている。大袋に詰められイタリアから輸入された高価なブライヤーは長期間熟成されるので、喫味も素晴らしくなるのだ。」「ポール・ボナキスティのパイプは、パイプ業界でも最も素晴らしいブラストを備えていることを今となっては認めざるを得ない。もちろんJ.T.クックは別にして。だが考えてみてほしい、ジム・クックは異常な強迫症患者だ。ジムに祝福あれ。このパイプは過去のいかなる初期ダンヒルと等しいキャラクターを備えており、ワイドでオープンなドローと出来の良いステムには事欠かない。ポールにも神の祝福あらんことを。」Pipedia
取扱店: Park Lane Tobacconist Pulvers' Briar
Jack Howell
Jack Howellジャック・ハウエル:本業はクラリネット奏者であり、ルネッサンス・シティ管弦楽団、ピッツバーグ・オペラ座、ウィーリング交響楽団に所属しつつ音楽学校で教鞭も執っているが、同時に世界的に有名なフライロッド・ビルダーでもある(著書Lovely Reed)。そのアーティスト性とアルチザン気質をパイプメイキングにも存分に注ぎ込んでいる。本人曰く、「僕の狙いは、価格に縛られずにハイグレード・パイプを作ることだ。確かに今の価格レンジだと、ハイグレードパイプのコレクターは僕のパイプを問題にしないかもしれない。でももし価格を上げてしまったら、僕は今持っているお客さんを失ってしまうだろう。僕の最終的な目的は、これから10年、そして20年とパイプを作り、マーケットがどう思おうと、《品質と価格のバランスがいい》という評判を築き上げていくことなんだ。」とのことで、比較的価格はリーズナブルながらも、その作りには一切の妥協がない。オリジナル・デザインのフリーハンドと、クラシック・スタイルの二枚看板。二枚貝をモチーフとした「クラム」、エスキモーとヴォルケイノを融合した「ヴォルキモー」、大胆なドロップ・ボウルの「アコーン」、そしてブームの中でも比較的初期から製作している「ノーズウォーマー」がシグネイチャ・シェイプ。あまりオーバー・デコラティブなパイプは好まないが、ベークライト・ステムの使用にセンスが光る。ブラストも超一級。Pipedia
Adam Davidson
Adam Davidsonアダム・デイヴィッドソン:全米最大のウェブ・ショップ、smokingpipes.comおよびその実店舗Low Country Pipes & Cigarsのスタッフとして、ファインアートでの経験を生かしてパイプスタンド等の製作、estateパイプのリペア等を行っていたが、トッド・ジョンソンの指導を受け、共同制作でsmokingpipes.comのハウスブランドパイプ、メディチ・シリーズの製作を担当するようになる。近年個人名義のハンドメイド・パイプの製作を開始した。その先鋭的なアートディレクションによる、独特のシェイプ感覚は見事。アシンメトリーなファンシーシェイプから、サンドブラスト・バンブーなどの新技術の導入、そして近年のノーズウォーマー・ブームに対する貪欲な取り組みなど、北米のアドバンスド・コレクターの間では確固たる評価を既に築き上げている。<マクドナルド・ブルドッグ>、<アーモンド>、<アメーバ>などのアダムのオリジナル・シェイプは大人気を博し、いくつかは他のパイプメーカーに盛んにコピーされたほど。2009年7月より、Smokingpipes.comにてアダム・デイヴィッドソン名義のパイプが取り扱い開始された(Bear Gravesによれば、既にバックオーダーを抱えるほどの人気の中パイプを確保するために、Smokingpipes.comではアダムの通勤用の車のタイヤに「穴あけんぞ」と脅した、とのこと)。現在はSmokingpips.comでestateパイプ販売部門のコピーライターを務める傍ら、自宅にあるワークショップでパイプ製作を続けている。Pipedia
取扱店: Smokingpipes.com
Brian Ruthenberg
Brian Ruthenbergブライアン・ルーセンバーグ:その深く緻密なサンドブラスト・パイプで一躍北米パイプシーンで注目を集めた新鋭作家。丁寧な仕事とブラストの素晴らしさ、そして究極といってもよいほどのモダン・エンジニアリングの厳格な追求には定評がある。フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人で、そのテクスチャはトップクラスの評価を受けているが、本人曰く「あんまり手が届かない値段になっちゃうのは嫌なんだ」とのことで、サンドブラスト/ラスティックのグレードは意図的に安価に販売されている。最高クラスの出来のパイプにはトレードマークであるキャリパー(材料を正確に測る測定器具)の刻印が押される。また2008年、ラスティケーションとサンドブラストを組み合わせてウルトラ・クラッギーなテクスチャを実現した<Special>グレードを発表した。例年シカゴ・パイプショーでパイプメイキングセミナーの講師を務め、そのチャーミングな人柄の人気も高い。北米パイプ界でNo.1の「楽しい人」。Pipedia現在気管支の疾患のため、パイプ製作業は休止している模様。
Bill Shalosky
Bill Shaloskyビル・シャロスキー:チャーミングなヒゲがトレードマークの、アメリカ・オハイオ州出身の若きパイプ作家。地元コロンバスのコロンバス・カレッジオブ・アート&デザインで陶芸・木工を学び、本人曰く日本の伝統的な工芸を相当勉強し影響を受けたという。Smokers Havenで勤務する傍らプリマル・チェダよりパイプメイキングを学び、共同でChheda Pipeの製作に当たっている(師匠のチェダ曰く、『ビルはすっかりパイプ製作技術で僕を追い抜いてしまったよ。特にデザインの面では彼は素晴らしいね。今となってはパイプ製作を手伝って貰えるのは幸運だと思うほどだよ』とのこと)ほか、本人名義のパイプも製作している。Shalosky Pipesはよりモダン・アメリカントレンドに意識的なブランドで、確固たる個性と卓越したクオリティで存在感を見せている。元ウッドターナーだけあって各種装飾用ハードウッドの扱いに秀でており、その素材レンジの広さは世界一とも言える。特にオハイオ州の州木であるバックアイ・バール(栃の木の一種。エレクトリック・ギターのボディ用素材としては超高級品)の使用にセンスが光る。得意シェイプはノーズウォーマーとそのバリエーションである<アイスコーチャー>や<ブローバーナー>。またアヴァンギャルドな「平急須」などのデザインにも意欲を見せている。また、特筆すべきはその素晴らしい喫い心地で、非常に滑らかなドローと極めてイージーな燃焼をどのパイプでも実現している。ビル曰く『オイラのパイプはどんな細かい箇所に至るまでも考え抜いて作られてる。偶然そうなっているわけではないヨ。』とのこと。Pipedia
取扱店: Smokers Haven
Ernie Markle
Ernie Markleアーニー・マークル アリゾナ州フェニックス在住のパイプ作家。2010年よりハンドメイドパイプの製作を開始する。J.Alan Pipesのジェフ・グレイシックとブラッド・ポールマンにパイプメイキングの基礎を習い、トッド・ジョンソンらのアドバイスも受けているようだ。本業は金融関係。パイプメイキングのスタイルはデニッシュに影響を受けた、王道のアメリカン・アルティザンスタイルと呼ぶべきもので、フィニッシュも美しく、細部の作りこみも素晴らしい。ビット部の薄さと大容量Vスロットをギリギリの配分で両立させたリップ周りの造形は世界でもトップレベルと言うことができるだろう。非常に均整のとれた"アコーン"が得意シェイプだが、クラシックシェイプからエキゾチックなフリーハンドシェイプまでシェイプの幅は広い。遊蕩よりも謹厳、不均衡よりも均衡を感じさせるカッチリとしたシェイプ感覚も魅力的。
取扱店: Smokingpipes.com scandpipes.com
Adam Remington
Adam Remington独学でパイプメイキングを学んだ、2009年よりパイプ製作を開始したという新人作家。非常にモダンなアプローチでパイプ製作を行っており、シェイプ・フィニッシュ・エンジニアリングに至るまで、新人作家とは思えない現代アメリカのパイプメイキングのスタイルを集約した如きものとなっている。Pipedia
取扱店: Quality Briar
Will Purdy
Will Purdyウィル・パーディ:G.L.ピースによって見出された「パイプショー世代」の新進作家。スタイルはオリジナル色が非常に強く、独特な<タッドポール>、<アルケミスト>などの華麗なシェイプを発表し続けている。中でも大蒜をモチーフとした<ガーリック>はパーディのシグネイチャー・シェイプとなっている。Pipedia
取扱店: Scandinavian Pipes
Rad Davis
Rad Davisラッド・デイヴィス:モンタナ州でフライ・タイヤー兼フィッシング・ガイドをしていた時に、趣味を同じくするマーク・ティンスキーと出会い、師事するようになる。師匠と同じくミッドグレードに注力したパイプ作りを行っていたが、近年美的センス、ブラストテクニック、エンジニアリングとあらゆる面で長足の進歩を遂げつつある。中でもブラストのスキルは全米屈指の腕前。デニッシュ・テイストをマイルドにブレンドした実に優美なクラシック・シェイプをメインに展開させている。シグネイチャー・シェイプは<スクウォッシュド・トマト>。新素材の導入にも貪欲で、バルカナイトと同じ柔らかい感触を持ちながら変色しない<タスカナイト>に自信を見せている。2008年リッチモンド・コーアショーでベスト・パイプメーカー賞を受賞。国内では京垓で取り扱い中。Pipedia2015年、惜しまれながら引退。
取扱店: Smokingpipes.com Pulvers Briar Quality Briar 京垓
John Crosby
John Crosbyジョン・クロスビー:ファインアートとデザインをバックグラウンドとする新進作家。エレガントでシャンクに強いアクセントのある独特のデザインを展開している。アーティストらしく、自筆のパイプ・デッサンも販売している。Pipedia
取扱店: Quality Briar
Ryan Quagliata
Ryan Quagliataライアン・カグリアータ:ホビイスト出身で、Pipemakers Emporiumのポール・ヒルデブランドの元でリペアを手伝いながらパイプメイキングを学んだ。本人がはっきりと認めているように、Jody DavisやJ.Alanのスタイルに強い影響を受けたモダン・アメリカン・スタイルのパイプを製作している。以下グレッグ・ピースの寸評。「…このパイプは優秀な喫味だ。ドローは楽で、香りもいい。ライアンはかなりいい木を使ってるね。内部の工作もトップレベルだ。それに彼はすばらしいナイスガイなんだ。これが僕の一本目だけど、一本だけじゃ絶対に終わらないと思うね」
背骨を痛めたためしばらくパイプメイキングから離れていたが、2013年パイプ製作に段階的に復帰、新作も発表している。Pipedia
取扱店: Quality Briar
Christopher Alan Brunton
クリストファー・アラン・ブラントン
取扱店: シリウスタバコ Briar Patch
Premal Chheda
Premal Chhedaプリマル・チェダ:オハイオ州コロンブスの伝説的なスモーク・ショップ、Smokers Havenを復興させたプリマル・チェダ氏が、リペア&レストアを学びつつ、ビル・シャロスキーと共同で製作するオリジナル・パイプブランド。クラシックシェイプがメインだが、ファンシーシェイプも開拓しつつある。その他、安価グレードのBuckeyeライン、入門用Smokers Havenラインも完全ハンドメイドで製作している。Pipedia
取扱店: Smokers Haven Quality Briar
John H. Eells
John H. Eellsジョン・イ−ルズ:1980年代から活動しているアメリカのパイプ作家で、学生時代、シャーロッツビルのヴァージニア大学近隣にあったロバート・ミンサー(Custombuiltの創設者、トレイシー・ミンサーの弟)のパイプショップでロバート本人からパイプリペアとパイプメイキングを学ぶ。その作風はブリティッシュ・クラシックを基本にしたもの。近年躍進が著しい北米作家の中では比較的コンサバティブな作風でステムはバルカナイトが基本、サンドブラストのテクスチャも派手なリンググレインよりワッキー、グナーリーなどのクロスグレインのキャラクターを重視する。ステインワークはオールド・ダンヒルへのオマージュで、シェルやタンシェルの正確なレプリカとも呼べるものである。ダンヒルのリプレイスメントステム製作においても素晴らしい評価を得ているが、プロセスを急がない製作哲学のためアウトプットの量は非常に少ない。スモーカーとしては大ぶりのパイプを好み、イタリアのブランドArdorに大型パイプをリクエストし続けたため、Ardorはイールズの名を冠したジャイアント・サイズのシリーズを発表した。Michalel LindnerやPaul Bonacquistiにパイプメイキングを教えるなど、後進に対して大きな影響力を持つ。フレッド・ハンナの挙げる現代北米サンドブラスト7傑のうちの一人。(ウェブサイトは準備中)Pipedia
Rich Lewis
Rich Lewisリッチ・ルイス:ミネアポリスのタバコニスト、Lewis Pipes & Tobaccoの店主。1972年店を継ぐと同時に、同郷のパイプ作家クリフ・ジョンソンに師事しリペア技術を学びはじめる。リペアの腕は多くのブランドのオーソライズド・リペアラーになっている程。後にイギリスのバリー・ジョーンズ(Upshall)、イタリアのジアンカルロ・グイディ(Ser Jacopo)にも師事し本格的なパイプ製作を開始。基本的に大振りのクラシックシェイプを得意とし、独自の"アルマジロ"フィニッシュで有名。Barling Quaintへのオマージュパイプも製作する。ジアンカルロ・グイディやビル・テイラー(Ashton)も「現存する中で最高のパイプ作家」との賛辞を惜しまない。Pipedia
Steve Weiner
スティーヴ・ウェイナー:1990年代、マイケル・ビュテラの弟子としてラリー・ラウシュと共にアメリカ・ハンドメイド・シーンに旋風を巻き起こしたパイプ作家。大振りのカステロ風のラスティケーションパイプを得意とし、そのスモーキングクオリティには多くの賞賛が寄せられた。2002年突然逝去(リンク先は作家の手元に残っていたパイプを預かっている友人をもつpipestem氏のblog)。以下ラリー・ラウシュの言葉を引用する。「―スティーブは俺の親友だったから、いまでもよく思い出すよ。奴と俺は同時期にマイク・ビュテラの元で勉強をして、同時にパイプ作家としての階段を昇っていたからな。アイデアや技術について議論できる友人がいるってのは実に気分が晴れることだったな。パイプショーでスティーブに逢うのはいつも楽しみだったぜ。思うに奴は当時のアメリカ発ハンドメイド・パイプシーンに舞台をあつらえた張本人だったんじゃないかな。」Pipedia
Chris Morgan
Chris Morganクリス・モーガン:ebayの名物セラー、"coopersark"氏とタッグを組み、ebayを中心に活動している異色の若手作家。独自のスタウトで一風変わったフリーハンド・パイプを中心に展開している。多くはスムースで非常に美しい染色技術を誇る。近年「ツェッペリン・パイプ」の技術的欠陥を解消し、外見は葉巻の形状を模した完全ストレートの<シガー・パイプ>を発表。特許を取得した上でファクトリーと提携して量産を開始するなど、意欲的なビジネス・アイデアに富んでいる。Pipedia
Steve Liskey
Steve Liskeyスティーヴ・リスキー:2010年2月より、自らのウェブサイト上で活動している南カリフォルニア在住の弱冠27歳のセミプロ作家。北米作家のトレンドに忠実なパイプメイキングを続けている。ビンテージ・ベークライトやハードウッドの使用も特徴的。「―僕は優れた喫煙特性を持つパイプを作ることを第一に考えてるんだ。外見は二の次だね。エアフローに神経を払い、快適でスムースなドローを実現することに努めている。僕の目標は、あくまでも美味いということに重点を置いた、機能性のあるアートをみんなに楽しんでもらうことさ。」得意シェイプはダブリンとそのバリエーションとのこと。
Thomas James
トーマス・ジェイムズ:オハイオ州との州境に近い、北部ペンシルバニア州在住のパイプ作家。イタリア・デンマークのパイプに影響を受けたスタイルで、サンドブラストと見間違うほどの自然で細かいラスティケーション・フィニッシュが得意。オハイオ州コロンバス在住のビル・シャロスキーと親交がある。
取扱店: Smokers Haven Iwan Ries
Eric Heberling (EJH Pipes)
Eric Heberlingエリック・ヒバリング:ガンスミスの経験をもつ、アリゾナ州サプライズ在住のルーキー作家。同州フェニックスで永くパイプ作家として活動しているホレイス・デジャーネットの指導の下ハンドメイドパイプ製作を始めた。プライスレンジはまだアマチュアのそれだが、完備したワークショップを持ち、ステインとサンドブラストにおいては既に一線級のクオリティを実現している。各種リサイクル品を使用したビンテージ・ベークライトのオーナメントがチャームポイント。
Joe Nelson (Old Nelie Pipes)
Joe Nelsonジョー・ネルソン:ハンドメイド・ギター製作とハンドメイド・パイプ製作を両方こなす異色のパイプ作家。ウッドワーキングのキャリアは40年以上に及ぶ。また、独自のオイル・キュアリングを考案してほとんど全てのパイプに施している。シェイプはクラシックが中心。ウィスコンシン州フォンデュラック在住。
Mat Brannon (McGimpsey Pipes)
マット・ブラノン:詳細はまだ不明だが、非常に美麗な北米デニッシュ・スタイルでパイプを製作しているパートタイマー。シェイプセンスが見事。
ebay: mafiamadecustoms918
Peter Prevost
Peter Prevostピーター・プレヴォスト:トッド・ジョンソン、ジョディ・デイヴィス、ブルース・ウィーヴァーがテネシー州ナッシュビルに設立した、The Briar Studioのメンバー。TBSのブランドであるMediciの製作の傍ら、本人名義のハンドメイドパイプも販売している。ジョディ・デイヴィスと同様にプロフェッショナルなミュージシャンであり、クリスチャン・ロックバンドSanctus Realのギタリストとして活動している。
取扱店: Uptown's smokeshop
Scott Holtman
スコット・ホルトマン:トッド・ジョンソン、ジョディ・デイヴィス、ブルース・ウィーヴァーがテネシー州ナッシュビルに設立した、The Briar Studioのメンバー。TBSのブランドであるMediciの製作の傍ら、本人名義のハンドメイドパイプも販売している。
取扱店: Uptown's smokeshop

United Kingdom

William(Bill) Ashton Taylor
Bill Taylorウィリアム(ビル)・テイラー:ダンヒルのファクトリーで弱冠14才で見習い工として働き始め、最終的に工場長になるまでの20年以上、ブリティッシュ・パイプの歴史と共に歩み続けた職人。1982年にアメリカのディストリビューター、デイビッド・フィールドの誘いを受けて独立、二人でAshtonブランドを立ち上げる。Ashtonのパイプは完全なハンドメイド工程で作られ、伝説的なダンヒルの<オイル・キュアリング>を適用し、往年のダンヒルを彷彿とさせるクラッギーなサンドブラストを中心に据えた素晴らしいものであった。そのスモーキングクオリティは北米に於いて高い評価を受け、Ashtonは一躍北米のベストセラー・ブランドとなる。爾後25年に渡って、ブリティッシュ・パイプメイキングの伝統を全世界に伝えた。2009年9月16日死去。なおAshtonブランドはジム・クレイグが後を継いでいる。Pipedia
Paul Hubartt
Paul Hubarttポール・フーバート:2004年、Larrysson Pipesというブランド名でデビューした、アメリカのパイプ作家。現在は家族と共にイギリスに移住し、コーンウォールにワークショップを構えている。クラシックシェイプをメインに、緻密なカービング(バークツリー・フィニッシュを含む)やサンドブラストを織り交ぜたパイプを販売している。国内では京垓で取り扱い中。Pipedia
取扱店: Uptown's smokeshop Quality Briar 京垓
Chris Askwith
Chris Askwithクリス・アスクウィズ:2007年よりパイプ製作を始めた、イングランド南部プリマス在住の新世代英国ハンドメイド作家。コーンウォールのポール・フーバート(Larrysson Pipes)の指導を受け、交流は現在も続いている。英国作家だが北米作家の影響を強く受けており、Upshall, Ashton, Ferndownなどのネオ・ブリティッシュ系統のファクトリー/作家の伝統とはまた別の潮流を成しているといえるだろう。モルタ(神代木)やストロベリーツリーなどの新材料へのアプローチにも貪欲で、近年南西イングランド特有の地形であるムーア(沼沢地)にブライヤーブロックを数年放置して実現した、<ウェザード・ボーン>なるフィニッシュも発表している。クラシックシェイプを極度に圧縮した独自のチャビーなパイプが得意。Pipedia
取扱店: The Briar Pipe Smokingpipes.com Quality Briar

Italy

Maurizio Tombari
マウリツィオ・トンバーリ:「雲」を意味するレ・ヌーヴォレ(Le Nuvole)というブランド名で活動しているイタリア・ペーザロのパイプ作家。マストロ・デ・パヤとセル・ヤーコポで働いていた経験があり、1996年より独立した。デザインは全て妻のステファニアが担当している。革新的でありながらも優美で使い勝手の良いシェイプは見事。 Pipedia
取扱店: LS安藤
Gian Maria Gamboni
Gian Maria Gamboniジャン・マリア・ガンボーニ:イタリア・ローマを拠点に、同じくローマのパイプ工房、マッシモ・ムジコの<ファウンデーション>と同スタイル、すなわちブリティッシュ・クラシック・スタイルの復権を唱える新進イタリア人パイプ作家(本業はネットワーク・エンジニア)。そのブリティッシュ・クラシックへの偏愛は、幼少期に英国で過ごした経験が一因ともなっている。ストロベリーウッドを使用したアグレッシブなサンドブラスト、バランスのとれた、パオロ・ベッカーを思わせるスタイルのフリーハンドも一見の価値有り。 Pipedia
取扱店: LePipe.it Pulvers' Briar
Andreas Gigliucci
アンドレアス・ジリゥッチ:2005年よりパイプ製作を始め、2012年から自身のブランドでパイプを販売しているイタリア人パイプ作家。トスカーナ州グロッセトに程近いカルダナ在住で、本業は家具のレストア職人。2011年よりジャン・マリア・ガンボーニやペーター・ヘンマー、ファビオ・マルケーゼ、フラヴィオ・ベヌッチと同じく、ローマの有名パイプ店Becker and Musicoのオリジナルパイプ、Foundation by Musicoの製作に当たっている。Foundation出身の多くのパイプ作家と同じく、イタリア的解釈がなされたブリティッシュ・クラシックのバリエーションを得意としている。グレーディングスタンプには古代エトルリア語アルファベットを使用している。グレードはRusticated(yのようなマーク)、Sandblasted(田のようなマーク)、Birds eye(◎のようなマーク)、Flame grain(φのようなマーク)があり、グレードが上がるにしたがってスタンプの数が増える。(例:サンドブラストグレード3は田田田)

France

David Enrique
David Enriqueダヴィッド・アンリク:ストラスブール生まれのフランス人パイプ作家。トム・エルタンのパイプを見て感動しパイプコレクションに熱中するうち、いつしかパイプメイキングに興味を持つようになる。パイプ熱はさらに高じてついにはサンクロードのパイプメーカー、シャコムに職を得てパイプメイキングの基礎を習得するまでになり、2年の修行の後に独立。フランス在住の作家、トレバー・タルバートやイタリアのマルコ・ビジアーニ(Moretti Pipes)に技術的なレクチャーを受けた。世界のハイグレーダーの仕事にインスパイアされた、非常に優美なフリーハンド・シェイプのパイプを発表する一方で、シャコムでのファクトリーパイプ製作の経験から、クラシック・パイプにも積極的な美を見出している。本人のシグネイチャーグレードのほか、ファクトリーターンボウルを使用した安価なGamme DEラインも提供している。Pipedia残念ながら、経済的な状況から2016年パイプ作家を廃業。

Sweden

Vollmer & Nilsson
ヴォルメル・オ・ニルション:スウェーデン、マルモの兄弟パイプ作家。苗字は違うがマルティンとアンデルスは兄弟である。シクステン・イヴァルソンと同郷でありながら、ブリティッシュ・クラシックに忠実なパイプメイキングを行っている異色の北欧作家。Pipedia
取扱店: Quality Briar Scandinavian Pipes 京垓
Love Geiger
Love Geigerルーヴェ・ガイガー:1997年に20歳の若さでパイプメイキングに身を投じた新鋭スウェーデン人パイプ作家。トレバー・タルバートやベングト・カールソンにパイプメイキングの基礎を教わった。作風はオリジナルのフリーハンド・デザインがメインで、その造型センスは優美さと革新性、そして使い勝手を兼ね備えた素晴らしいものである。シグネイチャー・シェイプは自身のパイプ用スタンプにもロゴ化されているダブリン系フリーハンドの「ロゴ」。各種オーナメントワークも精緻な出来で、近年発見されたテクニック、サンドブラステッド・バンブーや、新鋭エボナイトメーカーのシェーンベルガー社の製品を導入したりと、素材やテクニックの探求にも余念がない。ブライヤーはイタリア、コルシカ、アルジェリアなど複数のソースのものを使用しているが、それぞれのパイプ一本一本に素材の産地を明記しているのが特徴。ブログはこちら。国内では京垓で取り扱い中。Pipedia
取扱店: Scandinavian Pipes Quality Briar 京垓

Austrie

David Wagner
David Wagnerダヴィッド・ヴァグナー:baff pipesのブランドでデビューしたオーストリアの新進作家。風光明媚なことで有名なオーストリア・トラウン湖のほとりにワークショップを構え、オーストリア作家特有のモダンなセンスをキャプチャーした個性溢れるパイプを製作している。ヨーゼフ・プラメルやライナー・バルビなどの作家にパイプメイキングを習い、2007年にはドイツFuerthのパイプショーでパイプオブザイヤーを受賞。日本国内でも取り扱いが開始された。本人のサイトでは、フィニッシュからマウスピースの厚さまで事細かに指定できるカスタムオーダー・システムを採用している。「カナディアン・チューリップ」に代表されるように、そのデザインセンスは非常にモダンであり、製作の方法論にはファンシーパイプのそれを採用しているが、「道具としてのパイプ」を非常に重視した結果使い勝手はクラシックシェイプに接近したシェイプが多いのが特徴。このアートと道具の合一したシンプルなアピアランスを本人は「アルカイック・スタイル」と呼んでいる。2009年、日本のとあるコレクターのリクエストによって作られた新シェイプ、「オタマジャクシ」を発表。Pipedia
取扱店: Pfeifenkonsulat Quality Briar Living Shop 安藤 シリウスタバコ 京垓

Poland

Wojtek Pastuch
Wojtek Pastuchヴォイテック・パストゥーフ:ポーランドの古都クラクフ在住のパイプ作家。ヤギェウォ大学を卒業したばかりの24歳。イタリアのパイプ作家/ブライヤーカッター、ミンモ・ロメオのインストラクションを受け、2010年よりパイプを販売している。ミンモよりハイグレードなブライヤーの供給を受け、マウスピースにはエボナイトをメインに使用している。作風はエレガントなクラシック・シェイプが中心。サンドブラストやラスティックなどのフィニッシュも手がける。デビューしたばかりということもあり、パイプのクオリティの割に非常に意欲的な価格設定をしている。英語にも堪能。Paypal使用可(手数料3%)。 Pipedia

Latvia

Sergei Senatorov
セルゲイ・セナトロフ:バルト三国のひとつ、ラトビアの首都リガのパイプ作家。1982年生まれ28歳と非常に若く、2006年よりロシアのヴィクトール・ヤスチロフに師事し本格的にパイプ製作に乗り出した。ヤスチロフ譲りの美しいコントラスト・ステインと、J.T.Cookeを模倣したという深いサンドブラストを武器に、北米のコレクター・トレンドを敏感に意識したパイプ製作を行っている。 Pipedia
取扱店: La compagnie des pipes 京垓

Japanese uprising pipemakers

made in dovecote
日本では極めて珍しい、レイズターン技術でクラシック・シェイプを中心にしたパイプ製作を始めたglassdove(twitter: @glassdove)さんのハンドメイドパイプ製作blogです。2014年東京パイプショー、ハンドメイドパイプコンペ2位入賞の実力!!日本語では超・超・超貴重な、サンドブラスター含む機材のガイドやセッティングがアーカイブしてあります。ハンドメイドパイプを製作する方にとって新たなるスタンダード・アーカイブになる可能性を秘めたblogです。勿論製作した極めてストリクトな美しい(しかもサンドブラストも含む!)クラシック・シェイプのパイプの写真も展示してあります。
k. yamada pipes
ロスト・テクノロジーと言っても差し支えないあのサシエニの葉脈カービングを現代に復刻する若きパイプ作家、山田紘太朗さんのパイプ製作サイト。まだ20代でいらっしゃいますが、作るパイプはビンテージ・パイプに忠実なクラシックシェイプと、非常に優秀なエンジニアリングを備えています。東京パイプショー2015のハンドメイドパイプコンペで2位の実力!! やはりレイズターン技術にはこだわりがあり、旋盤工作に必要なツールのリファレンスも掲載あり。今のところサシエニのカービングを復刻することに注力されているようですが、パイプの出来からすると今後が非常に楽しみな作家さんです。
Splendour pipes
ジャパニーズ・ニュークラシカルとでも呼ぶべき潮流に第三の刺客が登場!その名も高橋秀明氏による<Splendour Pipes>! ヴィンテージダンヒル・コレクターらしいマニアックなディティールを備えたハンドメイドパイプを製作されてます。コンスタントに販売も行っているので、availableセクションを覗いてみてください。ツイッターアカウントはこちら
Kunitomo pipes
超精細にして喫煙具の限界を押し広げるクオリティでパイプ製作を続けている国友氏のホームページ。ツイッターアカウントはこちら