intoroduction | marques | resource | articles | links
ラリー・ラウシュ:師であるマイケル・ビュテラが引退同然となった今日、J.T.クックと共に北米作家の最高峰といえるだろう。イタリアンデザインに影響された独特のシェイプと高い評価のスモーキング・クオリティ、サンドブラストとラスティケーションを組み合わせたオリジナリティ溢れるフィニッシュで全世界から絶大な支持を受けている。
トッド・ジョンソン:北米新世代ハイグレーダーの筆頭格。2000年近辺にアメリカに紹介された徳富博之のパイプによる<トクサン・ショック>に強く影響を受けつつ、独自の華麗にして荘重なフリーハンド・デザインを展開する。スタンフォード大学で美学を学び、現在はイェール大学で修士課程を履修中のパートタイム作家らしく、ブランド名やグレーディングにはギリシャ語が使用されている。北米作家の支柱的存在で、若いながらも数多くのパイプ作家に技術提供を行い、絶大な影響力を持っている。
ジョディ・デイヴィス:オーストラリアのクリスチャン・バンド、ニューズボーイズの元ギタリストという異例の経歴を持ち、ラース・イヴァルソンやJ.T.クックの薫陶を受けた北米新世代ハイグレーダーの代表格。現在はアリゾナ州ユマに在住。その作風は現代北米作家の典型とも言えるもので、デニッシュ、ジャパニーズ、イングリッシュのバリエーションに各種継ぎ材やハードウッドを組み合わせたもの。他の新進作家たちに絶大な影響を与えた。
マイケル・リンドナー:オンライン・パイプショップ、The Piperackの経営者というもう一つの顔を持ちながら、北米新進ハイグレーダーの一角を担う作家。ラース・イヴァルソンの評では「現在北米最高の作家」であるらしい。ショップで得られる膨大なパイプ体験をアドバンテージとしている。ジャパニーズスタイルの影響が強いが、ファンシーパイプのデザインはオリジナルのものが多い。トレードマークであるハート型ボウルのブローフィッシュに代表されるフリーハンド・パイプだが、オールド・ブリティッシュパイプの豊富な体験に基づいた(リンドナーはヴィンテージ・サシエニのエキスパートでもある)イングリッシュクラシックも得意。
ブライアン・ルーセンバーグ:その深く緻密なサンドブラスト・パイプで一躍北米パイプシーンで注目を集めた新鋭作家。丁寧な仕事とブラストの素晴らしさ、そして究極といってもよいほどのモダン・エンジニアリングの厳格な追求には定評がある。例年シカゴ・パイプショーでパイプメイキングセミナーの講師を務め、そのチャーミングな人柄の人気も高い。北米パイプ界でNo.1の「楽しい人」。
ジェフ・バート・グレイシック:北米作家パイプシーンに彗星のごとく現れた天才肌のパイプ作家。トッド・ジョンソンにパイプメイキングを習う。プロデビューは2004年とキャリアは浅いながらも、デニッシュスタイル、ジャパニーズスタイル、そしてクラシックの各スタイルを縦横無尽に使いこなす様は華麗の一言。ブランド名はJ.Alan Pipesとなる。
マイケル・パークス:カナダの新進作家。その突出した造形能力には目を見張るものがある。多くの北米・イタリア・デンマークの作家から手ほどきを受け、様々なスタイルを自家薬籠中としているが、特に多様な材質のステムワークやデコレーションワークの評価が高い。近年サンドブラスト・テクニックも開拓し始めたがそのアウトプットも最初からいきなり見事。
ブラッド・ポールマン:70年代、J.T.クックやエリオット・ナシュウォルターが在籍した伝説のパイプメイキング集団、「ブライヤー・ワークショップ」でパイプメイキングの技術を学び、さらに工具製作や染色のスキルに加え、ブライヤー・ワークショップでのファクトリー・パイプの製作術も経験している。その後はコンピューター業界で働く年月が続いたがパイプ製作に対する情熱は衰えることなく、2000年を過ぎてついにパイプ業界にカムバック。当初はブライヤー・ワークショップ時代の色が濃かったが、トッド・ジョンソンの影響を受け次第に独自の作風を構築し始める。緻密なクラフトマンシップに現在評価が高まりつつある。
ウィル・パーディ:G.L.ピースによって見出された「パイプショー世代」の新進作家。スタイルはオリジナル色が非常に強く、独特な<タッドポール>、<アルケミスト>などの華麗なシェイプを発表し続けている。
ラッド・デイヴィス:マーク・ティンスキーにパイプメイキングを習った作家。師匠と同じくミッドグレードに注力したパイプ作りを行っていたが、近年美的センス、ブラストテクニック、エンジニアリングとあらゆる面で長足の進歩を遂げつつある。中でもブラストのスキルは全米屈指の腕前。
ジョン・クロスビー:ファインアートとデザインをバックグラウンドとする新進作家。エレガントでシャンクに強いアクセントのある独特のデザインを展開している。アーティストらしく、自筆のパイプ・デッサンも販売している。
アダム・デイヴィッドソン:全米最大のウェブ・ショップ、smokingpipes.comおよびその実店舗Low Country Pipes & Cigarsのスタッフとして、ファインアートでの経験を生かしてパイプスタンド等の製作、estateパイプのリペア等を行っていたが、トッド・ジョンソンの指導を受け、共同制作でsmokingpipes.comのハウスブランドパイプ、メディチ・シリーズの製作を担当するようになる。近年個人名義のハンドメイド・パイプの製作を開始した。その先鋭的なアートディレクションによる、独特のシェイプ感覚は見事。