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当時のアメリカ市場ではナチュラルカラーのパイプ、Dunhill Root Briar、Sasieni Four dot natural等の製品に人気が集まっていた。それらの他社製品に対する、Comoyからの回答がこのLondon Prideシリーズである。非常に良質でクリーンな(サンドピット無し、フロー無し)ブライヤが選別され製作された。
50年代〜60年代のLondon Pride。ボウル左側に深い打撃痕があるものの、ボウル周囲を走るストレートグレインは非常に美しく、左側面のグレインの弱い面がなかったらSpecimen Straight Grainになっていたかもしれない程。ナチュラルカラーだったステインは、タバコの色で飴色に染まっている。シェイプはレギュラーシェイプリストにはない556番のサドルプリンス。軽量で、非常に扱いやすいパイプ。
美しく染め上がったLondon Prideのナチュラルフィニッシュ。
shape#:#556 Prince
stem: handcut vulcanite
junction: normal
color: natural orange
ornament:none
length:137mm
height: 34mm
chamber dia: 20mm
chamber depth: 29mm
weight: 30g
nomenclature:
Comoy’s (in upper case, san serif)
LONDON PRIDE
MADE IN LONDON(circular stamp)
ENGLAND
556
3 piece inlaid “C” (on the stem)
note:
・ボウル左側に深い打撃痕が二箇所
・リム、アウトラウンド少々
・タール蒸着はなし
・ハンドカットエボナイトステムの状態は良好、軽度の退色あり
・tennon内部に金属製のチューブが装着されているのを確認
・メタルフィルターは付属せず
・シルク製スリーブが付属