Comoy's Grand Slam Patent #213 Clay tavern (1940s〜1952)

description:

Bar-LogoとMADE IN ENGLANDのスタンプを備えたU.S PatentつきGrand Slam Patentだが、ごらんの通り非常に珍しいスパー（足）付きのCutty、Clay tavernのシェイプ#213である。Bar-logoを備えてはいるが、ステインが後期のダークレッド・コントラストなのでおそらく50年代初期の個体だと思う。

 

Comoy #213 shape execution :↑

非常にComoy'sらしい、エレガントなClay tavernシェイプ#213。このクラシックなクレイ・パイプのシェイプも、Comoy'sの手に掛かるとかくも優美なものとなるのは驚きである。あくまでも細く優雅なペンシル・シャンク、ボウルボトムからスパーへと流れる曲線の美しさ、完璧な卵型をしたCuttyタイプの前傾ボウル。非常に軽く小さなパイプではあるが、存在感は非常に大きい。

 

Briar texture of Grand Slam Patent:↑

戦後のGrand Slamに特徴的な、ダークレッドのハイコントラスト・ステイン。ダークなベースステインの間からハイライト部が光り輝くような、非常に美しいステインワークである。

 

Grand Slam Patent System:↑

（上）相変わらず精緻で完璧なComoy'sの誇るステムアライメント。毛ほどの揺らぎもないのはさすが。（下）Grand Slam Patent Systemのアルミフィットメント。ワッシャーサイズは１番。